2011年06月19日

急がば回れ

急がば回れ。
最近、この言葉がふと頭に浮かぶことが多くなってきました。
1つは仕事。1つは政治。1つは日常です。

私も多くの人と同じように、社会に出て最初は右も左もわからない状態で、時間の使い方も生活のリズムもうまく調整できませんでした。
それでも、なりふり構わず、何をやっているのか・何をやればいいのかを理解するため、また、チームの力になれるように努力したものです。
そして、多くの職業と同じく締め切りがあり、それに向けて仕事をする必要がありました。
そこで経験上感じたことです。
締め切り間際に多くの課題を抱えている場合、時間的に余裕がないので課題を解決するための答えを急いで求めたいことが多いのですが、短絡的に導きだした答えというのはたいてい後々まで尾を引き、悪影響を及ぼすということです。
勉強するときも同じですが、条件反射的・瞬間的に導き出したような答えは、練られておらずあさはかなものであることが多いです。
もちろん、瞬間的に導きだした答えが正しいことが多いひともたくさんおります。
私自身は瞬間的にリーズナブルな答えを導き出すのが苦手だということです。
さらに、私のようなタイプの人が周りにたくさんいると感じており、また、その自覚がない人が多い感じがしています。
そのような自覚がない人は先にも書いた通り、締め切り間際にあせってしまい、瞬間的に導きだした答えがリーズナブルでなく、結局後々に悪影響を及ぼすパターンにはまってしまっていることが多いように見受けられます。

2つめに政治です。
いまの政治での急がば回れ。
言うまでもなく、首相の交代の話です。
マスコミや一般市民の一部に、震災からの復興を優先させ、首相の交代は先延ばしにすべきだという意見がありますし、首相自身もそのように言っています。
私自身は首相は早々に交代すべきだと思います。
それが震災復興への近道であると思います。
先に書いた1つめの仕事の話と同様で、眼前に課題があるのでその課題をいち早く解決せねば、という強迫観念が強いのではないかと思います。
冷静になっていままでの事実を分析してみれば、首相が居座ることが復興の近道にはなりえないことがわかると思うのです。
ただし、代わりのひとは誰がよいかと言われると思いつきませんが。
少なくとも、官僚を叱責し委縮させるような雰囲気を作り出すことがないようなひと、他の人の意見をよく聞き、合理的かつ論理的にリーダーシップをとれるひと、私利私欲・支援者などを政策の手掛かりにしないひと、政治をショーにしないひと、であれば誰でもよいと思います。
そんな人がいないということなんですよね。。。

3つめは日常です。
最近、電車が遅れることがよくあります。
こんなとき、結構な割合の人が一歩でも早く行こうと急ぎたがります。
そんな人たちは、電車に乗る時は一本でも早い電車に乗ろうと駆け込み乗車しますし、歩いている時には人を1人でも多く追い抜いて行こうと速足で歩きます。
確かに人との待ち合わせ時間に間に合わないということがあるかもしれません。
また、会社の始業時間に遅れるということがあるかもしれません。
会社に一分でも遅れたら有休扱いにされる会社がまだたくさんあります。
確かに大事な打ち合わせに遅刻するのは言語道断ですが、ぎりぎりの時間に行こうとした方がよくないとも言えます。
(「急がば回れ」というか単なる「ゆとり」の問題かもしれませんが。)
また、現代っ子なのかもしれませんが、現代は携帯電話が普及しており、何があったかはすぐに先方に伝えることができますし、会社に連絡することもできます。
これが悪しき日本の文化なのかなと感じます。
震災と原発事故の影響で節電せざるをえなくなったいまの状況だからこそ、悪しき文化を変えるチャンスなのではないかと思っています。
電車が遅れてもゆっくり歩いた方がいいよ、ということではなく、全体最適を考えられるようなゆとりをもてる世の中になってほしいなぁと思うのです。

「急がば回れ」

いい言葉があるのに、実践できない世の中に息苦しさを感じます。
こんなことを考えるのは年をとってきて、気持ちに余裕ができるようになったからかもしれません。
でも、気持ちに余裕がないひとって年配の人に多いなぁと思う今日この頃です。それはまた別の話。
posted by replicants at 01:38| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。